May 20, 2021 10: 39 PM Eastern Daylight Time

米カリフォルニア州フォスターシティ–(BUSINESS WIRE)–(ビジネスワイヤ) — ストリーミング・メディア向けインテリジェンス・クラウドのConvivaは本日、2021年第1四半期の「ストリーミングの現状:アジア」報告書を公表しました。この報告書は、アジアのストリーミング時間が前年同期比15%と成長が緩やかである一方で(世界全体は36%)、インド、パキスタン、イランを含む南アジアは151%という飛躍的な伸びを見せていることを明らかにしています。さらにアジアでは初めて、オンデマンド配信がライブ配信を上回り、ユーザーは視聴時間の57%をオンデマンドで視聴しており、前年の44%から増加しました。

また報告書は、アジアのストリーミング視聴者にインターネット接続TV、スマートTV、ゲーム機が普及していることを示しています。アジアは長い間、モバイル重視の地域でしたが、2021年第1四半期には大型画面へのシフトが進み、とりわけ南アジアでは視聴時間の42%を大型画面が占めました。アジア全体では、スマートTVとインターネット接続TVでの視聴率が前年同期比でそれぞれ335%と147%増加しました。

ConvivaのKeith Zubchevich最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「ストリーミングの視聴率は世界中で着実に増加しており、アジアも例外ではありません。大型画面と小型画面の両方でストリーミングをするユーザーが増えるにつれ、アジアのような国際市場はパブリッシャーや広告主、そして何よりもクリエイティブで便利な番組を求める消費者に、大きな機会をもたらすでしょう。」

アンドロイドTVがアジアの大型画面を制覇

アジアでは、大画面でストリーミングをする際に選択するデバイスが、世界のほかの地域とは大きく異なっています。世界の大型画面の視聴時間は、ロクとアマゾン・ファイヤーTVがほぼ半分を占めていますが、アジアではアンドロイドTVが視聴時間の約半分を占めて、優位な立場にあります。北米で優勢なロクは、2021年第1四半期に世界で大型画面の視聴時間のシェア30%を占めましたが、アジアではわずか1%未満のシェアにとどまりました。

アジアのストリーミング品質はまちまち

アジアでのストリーミング品質は、ビデオ開始時の障害や画像品質に関して改善がありました。ビデオ開始時の障害が最も減少したのはインターネット接続TVで78%、次にスマートTVで53%の改善が見られました。画像品質では、タブレットとスマートTVのビットレートがそれぞれ27%および24%と、最も大きく改善しました。ビデオの開始時間とバッファリングについては課題があり、アジア全体でビデオの開始時間が前年比で7%悪化し、バッファリング時間はデスクトップ(94%)、携帯電話(16%)、タブレット(24%)で増加しました。

アジアのスポーツリーグはソーシャル・ストリーミングで復活

アジアのスポーツリーグは、2021年第1四半期に大幅にエンゲージメントが増加し、インディアン・プレミアリーグ(IPL)が142%、韓国プロ野球(KBO)が60%、日本プロ野球(NPB)が29%増加しました。フェイスブックで最も存在感が大きかったのはIPLで、視聴者の51%に利用されています。これに、インスタグラム(22%)とツイッター(20%)が続きます。NPBは、視聴者の多くをツイッター(55%)で育んでおり、続いてユーチューブとインスタグラムがいずれも15%、フェイスブックが14%でした。

報告書全文はこちらでダウンロードできます:https://www.conviva.com/research/convivas-state-of-streaming-q1-2021-asia/

調査手法

Convivaの「ストリーミングの現状:アジア」報告書のデータは、主としてConviva独自のセンシング技術によって収集されました。同技術は現在、33億のストリーミング・ビデオ・アプリケーションに組み込まれており、180カ国以上で年間1800億件のビデオ配信を視聴する5億人以上のユニーク視聴者と、1日当たり1兆5000億件のリアルタイム・トランザクションを測定しています。前年同期比は、業界の成長を正確に反映させるために、顧客レベルで正規化しています。ソーシャルメディアのデータは、フェイスブック、インスタグラム、ティックトック、ツイッター、ユーチューブの900個以上のアカウント、180万件以上の投稿、91万本のビデオ、60億件のビデオ視聴、350億件以上のエンゲージメントから構成されています。

Convivaについて

Convivaは、ストリーミング・メディア向けインテリジェンス・クラウドを提供しています。当社の特許取得済みのStream Sensor™およびStreamID™を搭載したリアルタイム・プラットフォームにより、マーケッター、広告主、そして技術運用、エンジニアリング、顧客ケアのチームは、オーディエンスの構築、エンゲージメント、収益化を行うことができます。Convivaは、CCTV、DAZN、ディズニープラス、フールー、パラマウントプラス、ピーコック、スカイ、スリングTV、TED、ワーナーメディアなどのブランドが、ストリーミング・メディアがもたらす素晴らしい機会を活用できるよう支援することに注力しています。当社のプラットフォームは現在、約2兆件のストリーミング・データ・イベントを毎日処理し、5億人以上のユニーク視聴者が33億のストリーミング・アプリケーションをデバイス上で使って年間1800億本のストリームを視聴できるようにしています。Convivaはあらゆる規模のデジタル・ビジネスが、すべての配信、すべての画面、すべての瞬間において、ストリーミングを改善できるようにしています。

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