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クアナジー、距離100メートルで業界初となるOPAベースのソリッドステートLiDARの実証を実施

August 05, 2021 11: 57 AM Eastern Daylight Time 米カリフォルニア州サニーベール–(BUSINESS WIRE)–(ビジネスワイヤ) — OPAベースのソリッドステートLiDARセンサーと自動車およびIoT向けスマート3Dソリューションの大手プロバイダーのクアナジー・システムズは本日、S3シリーズLiDARの走行実証の成功を発表しました。同製品は、業界初の光学フェーズドアレイ(OPA)技術とスケーラブルなCMOSシリコン製造プロセスを使用している真のソリッドステートLiDARセンサーで、費用対効果の高い大量生産に適しています。 実証は、ゼロ・エレクトリック・ビークル(ZEV)と提携して実施されました。ZEVは、革新的で持続可能なエネルギー企業であり、電気輸送への移行中に既存の資産を最大活用したいと考える企業に、フリート電化とEVプラットフォームを提供しています。 今回の試験では、走査ビーム1本のソリッドステートLiDAR試験プラットフォームと映像確認用の追加カメラが車両に取り付けられました。試験車両は、常に安全性を維持しながら、さまざまな距離(接近した位置から100メートルの距離まで)で明るい日光の下を走行するターゲット車両を追跡しました。非常に検出しにくい物体でシミュレーションを行うために、反射率10%のターゲットが選ばれています。 ZEVのジム・モーリー社長は、次のように述べています。「クアナジーのCMOSベースのOPA技術は、自動車向けの長距離アプリケーションでの採用を目指し、大きく改善されたことを実証しました。私は、クアナジーのOPA技術は信頼性と費用効果が高い3D LiDARソリューションになると考えています。このソリューションは自動車業界にとって非常に重要です。」 クアナジーのS3シリーズLiDARセンサーは、物体検出と衝突回避に関する最も厳しい自動車要件を満たすように設計されています。このセンサー独自の電子ビームステアリングには可動部品がないため、衝撃や振動の影響を受けません。S3シリーズはMTBF(平均故障間隔)が10万時間以上で、大量生産用に価格500ドルを目指しています。 クアナジーの共同創業者で最高開発責任者のTianyue Yu博士は、次のように述べています。「クアナジーのOPAベースのソリッドステート技術を使用して昼間に達成された、業界初の距離100メートルでの実証に非常に胸が躍っています。当社のチームは現在、距離の延長、垂直視野の拡大、データレートの向上など、さらに積極的な性能目標を目指して取り組んでいます。今後のニュースにご期待ください。」 クアナジーは自動車アプリケーション向けOPA技術を進歩させていることに加えて、範囲を急拡大して数多くのIoTアプリケーションにスマートLiDARソリューションを提供しています。センサータとの戦略的パートナーシップに加えて、クアナジーは最近、以下のような商業用IoT展開を行っています。 フランスで、幹線道路の速度計測と取り締まりでPARIFEXから長距離3D LiDAR独占サプライヤーに選ばれる 韓国初のV2X(ビークルツーエブリシング)スマートシティーの展開 中国でリサイクル・プロセスを最適化し、環境負荷を低減するためにPuxiang BioEnergyに採用される 詳細情報については、www.quanergy.comをご覧ください。 クアナジーは6月に、CITICキャピタル・アクィジション(NYSE:CCAC)(CCAC)と最終的な合併契約を締結しました。取引完了時に、合併後の会社名はクアナジー・システムズとなり、ティッカーシンボル「QNGY」で、ニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場される予定です。この取引は、慣例的な完了条件を満たした後、2021年第4四半期に完了する見通しです。 クアナジー・システムズについて クアナジー・システムズの使命は、自動車およびIoTアプリケーション向けに強力で廉価なスマートライダーソリューションを開発し、人々の体験と安全性を強化することです。クアナジーは、光学フェーズドアレイ(OPA)技術に基づいて、唯一の真の100%ソリッドステートCMOS…