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ニューマット・テクノロジーズと住友化学が産業界のカーボン・ニュートラルを推進する化学分離技術の開発に向けた提携を発表

シカゴ–(BUSINESS WIRE)–(ビジネスワイヤ) — ニューマット・テクノロジーズ(ニューマット)は本日、住友化学株式会社(住友化学)との提携を発表しました。この提携は、世界経済の主要部門で使用される重要な化学物質の生産に伴う炭素排出量とカーボン・フットプリントを効率的かつ劇的に削減できる持続可能な化学分離技術の開発を目指すものです。 従来の化学分離プロセスは、運転に多大なエネルギーを消費し、多額の設備投資も必要です。パリ協定で定められた炭素排出量削減目標を達成するには、エネルギー効率とコスト効果の高い代替案の推進が極めて重要です。今回の協業を通じて、両社は高度な分離技術と精密工学材料に関する世界クラスの専門知識を適用して、現行の技術に代わる新規ソリューションを長期的に開発しつつ、短期的な商業目標に向けて取り組みます。 ニューマットは、プラットフォーム化学設計企業として、ハイパフォーマンス・コンピューティング、データ・エンジニアリング、化学が交わる分野で技術革新を起こし、化学、工業、電子、生命科学の各分野に変革的ソリューションを提供しています。金属有機構造体を含むプログラマブル化学分野の先駆的企業のニューマットは、化学に対して精密医学的アプローチを取り、大きな課題を可能な限り小さなレベルで解決するための材料をオーダーメイド設計しています。 ニューマット・テクノロジーズ創業者のベン・ヘルナンデス最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「住友化学と協力して、化学業界の複雑な持続可能性の課題に取り組むべく、プログラマブル化学の可能性を解放できることを誇りに思います。住友化学とニューマットは、重要問題の解決に化学を使用するという共通の使命を持っており、私たちの協業で実現する技術革新の機会に期待しています。」 日本の大手化学企業の住友化学は、技術を通じて社会的インパクトを推進し、環境問題を解決することを使命として設立されました。そして、2050年までにカーボン・ニュートラルを達成すべく、新たな機会を模索していました。 住友化学の辻純平理事兼技術・研究企画部長は、次のように述べています。「化学業界の排出量削減の課題にニューマットと共に取り組めることをうれしく思います。今回の提携は、当社のカーボン・ニュートラルの戦略・意図に沿っています。当社は、ニューマットとの協力による相乗効果の模索に期待しています。これにより、より少ないエネルギーで実現できる革新的な分離ソリューションの発見、開発、提供が加速・強化されます。」 ニューマット・テクノロジーズについて ニューマットは、化学設計企業として、ハイパフォーマンス・コンピューティング、データ・エンジニアリング、化学が交わる分野で技術革新を起こし、化学、工業、電子、生命科学の各分野に変革的ソリューションを提供しています。金属有機構造体(MOF)を含むプログラマブル化学分野の先駆的企業のニューマットは、標的分子と原子レベルで一意に相互作用するよう材料をプログラムし、これらの材料を次世代のカプセル化、分離、触媒ソリューションに統合します。ニューマットは、世界クラスの材料発見ソフトウエアをアプリケーション開発および製造の専門知識と組み合わせ、製品商業化のための総合ソリューション・プラットフォームを提供しています。www.numat-tech.com 住友化学株式会社について 1913年に設立された住友化学は、日本の大手化学企業であり、売上高は世界で約210億ドルに上ります。当社は、石油化学・プラスチック、エネルギー・機能性材料、IT関連化学物質、健康・農業科学、医薬品などの多様な事業分野で世界的に事業を展開しています。住友化学グループは、広範な事業分野で事業を展開する総合化学企業として培ってきた幅広い技術を活用し、今後も引き続き持続可能な社会の実現に貢献し得るソリューションを創造・提供していきます。詳細情報については、当社のウェブサイト(https://www.sumitomo-chem.co.jp/english/)をご覧ください。 本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。